【はじめに】
コロナ禍を経て、経済活動のあり方や人と人のつながり方は大きく変わりました。
変化の激しい時代の中で岡山YEGの目指すべき姿はどうあるべきでしょうか。
2016年2月に岡山で開催された全国大会を契機に会員拡大に注力した結果、現在、岡山YEGは会員数で全国トップクラスの単会となりました。一方で、例会の参加率が60%を割るなど、人数が増えた分、各活動への参加率の低下も見られています。
YEG活動を行ううえで最も重要なことは、会員全員が、何となく活動をするのではなく、自ら志をもって活動に積極的に参加し、「自分自身の掲げたミッションへ取り組むことができ、そして成長している」という実感を得られることだと考えています。
そうした思いから、今年度の活動スローガンを「E.S.R. OKAYAMA」とし、皆さんと共に成長実感のある交流と研鑽の場をつくっていきます。
【ENJOY】
「E.S.R.」の「E」はENJOY です。
言葉通り、YEG活動を「楽しむ」ということですが、交流の場として、表層的にその場が楽しい、ということだけではありません。本当の楽しさというのは、さまざまなフィールドで活躍する多くの仲間と積極的に交流することで自らの成長につながったり、事業活動を通して地域に貢献しているという実感を得られたりする中でこそ、味わえるものです。ぜひ、積極的に活動に参加し、新しい発見や自分自身の成長、達成感をもって楽しい!と思えるYEG活動にしていきましょう。
【STUDY】
「E.S.R」の「S」はSTUDY、学びです。
岡山に住み、この地域で活動しながら、私たちはどれだけ岡山のことを知っているでしょうか。「晴れの国」と言われる温暖な気候、住みよい街、交通の要衝としての高い利便性、後楽園や岡山城に代表される歴史や文化、岡山にはたくさんの魅力があります。県外や海外から来られた方に、私たちが率先して岡山の魅力を発信し、伝えていくことが重要です。そのためには、まず私たち自身が岡山のことを学ぶことが必要不可欠です。岡山の魅力を学び、地域を心から愛し、外部の人に自慢できるようになり、その中で新しいビジネスや事業を生むことができれば、私たち自身も地域も大きく成長できると思っています。
また、学びという点ではもう一つ、青年経済人としての心構えもYEGで学ぶことができる大きなテーマです。ダイバーシティ=多様性の時代において、個性を認めることは非常に重要ですが、個性的であることをはき違えてしまい、礼節を欠いてしまっては岡山YEGのみならず、岡山という地域のブランドそのものを傷つけてしまうことにつながりかねません。身だしなみや礼儀作法、対人スキルなど、活動を行ううえで、相手への敬意をわきまえた青年経済人にふさわしい振る舞いをしっかりと身に付けることもYEG会員としての大切な学びです。
【RESPECT】
「E.S.R.」の「R」はRESPECT です。
前述の身だしなみや礼儀作法も、相手へのリスペクト=敬意から生まれる姿ですが、岡山YEGの歴史を考えるとき、やはり先輩方がこれまでつないできてくれた「たすき」を、敬意をもって大切につないでいくことが重要です。
象徴的な事業として「6月1日 岡山市民の日」があります。先輩方によって創設されたレガシーとも言えるこの事業は、活動の大きな軸とすべく例年以上に盛り上げていきます。
また、コロナ禍で希薄になってしまった入会歴の短い会員と先輩方とのつながりを今一度深めていけるような活動にも注力していきたいと考えています。
先輩方との協同活動を増やす中で、人脈や知恵をお借りしながら、会員の皆さんが自分自身のビジネスの発展にもつなげていくことが、さらなる成長、ひいては地域の発展につながると考えます。
【さいごに】
YEG活動を通して自己成長し、地域発展に貢献するためには、会員全員が積極的に活動に参加し、地域と触れ合い、地域のことを学び、青年経済人にふさわしい人間力を身に付け、本当の意味で成長する実感を得ることで、心から「楽しい!」と思える状態を創り出すことが大切です。
新しい時代を切り拓いていく地力を、組織として、個人として身に付けながら、ぜひ全員でYEG活動を楽しんでいきましょう。