【はじめに】
新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るい、私たちの経済活動は大きく制限され、以前は当たり前だった交流の機会も多く失われました。そのような中、岡山YEGは昨年度、創立30周年の節目を迎えました。
私たちは次の輝かしい節目に向かい、新長期ビジョンを新たな旗印とし、郷土岡山の更なる発展の一助となるべく、岡山YEGらしい活動を通して、希望溢れる未来を青年経済人らしく創造・デザインしていくことが期待されています。
【大切にしたい活動】
YEG活動は交流と研鑽の場と言われます。交流から生まれる研鑽が自らの成長につながり、自らの成長が自社の発展に寄与し、自社の発展が地域経済に貢献することにより、また新たな交流と研鑽の場が生まれる。交流と研鑽から生まれつながるこのサイクルにとって大切な要素は、人や仲間とのつながりだと私は考えます。
心に響く言葉があります。「ダイヤモンドはダイヤモン ドでしか磨けないように、人は人でしか磨けない」そして、「人は人で悲しみ、それでも人でまた笑顔になれる」
思いやりの気持ちを持って、より多くの人と交流し、自らの資質を磨きましょう。人と仲間とのつながりを大切にすることが、自らと岡山YEGの成長とみんなの笑顔につながる。そんな活動をしていきましょう。
【目指したい姿】
みなさんの入会動機を思い出してください。自己成長や学びの機会、友人や人脈づくり、そして自企業発展などではないでしょうか。私の入会動機は、「もっと自企業を良くしたい」、「困りごとや将来を一緒に話せる仲間が欲しい」、「この会には新しい出会いや学びや気づきがきっとある」などでした。そして入会以降も「この人の言動は格好良くて素晴らしい」「自分もいつかこんな考え方ができるようになりたい」そう思えるような多くの魅力的な先輩や仲間に恵まれ、「入会して本当に良かった」と感じています。みなさんにもそれぞれの動機があり、そして多少なりとも私と似たような思いがあるのではないでしょうか。
そんな入会動機を叶えてくれるのは、魅力的な仲間との交流と自己研鑽です。ならば魅力的な仲間を多くつくりましょう。そして私たち自らが魅力的な人となり、自らと岡山YEGの資質をもっともっと向上させましょう。
そうすれば必ずみなさんの入会動機の実現につながり、それが岡山YEGの魅力やブランディング向上の一助にもなり、更には新たな岡山YEGのバリュー(価値)をつくり出すことができるはずです。
【さいごに】
コロナ禍に端を発したニューノーマル時代はもう既に到来し、さらにその先の不透明な時代変化の兆しも確実に私たちの目の前に歩み寄っています。サステナビリティ経営への取り組み、男女共同参画社会づくり、ダイバーシティ(=多様性)の実現などが、私たちの企業やYEGのパーパス(存在意義)として、社会や世の中から当然に求められる新たな時代を迎えています。
時代は常に変化し、また私たちも常に進化し続けています。世の中はコロナ禍前には戻りません。むしろコロナ禍で苦しみながらも前進し続けた私たち青年経済人は、コロナ禍前に戻りたいと望む人は多くないはずです。
私たちはこの時代変化をチャンスと捉え、そして生き残るため、自ら考え行動することができる資質を高める必要があります。
本年度、私たちは、先輩方から受け継いだ岡山YEGの高い結束力を活かし、会員一人ひとりの資質を磨き、そして楽しく魅力ある活動を通して、自らの成長と地域経済の発展に寄与する。また昨日の自分より今日の自分の方が成長していると実感でき、自らを誇るよりも周りから誇られる。そんな活動をみんなで目指していきましょう。
【重点活動】
■交流と研鑽を通した資質向上につながる活動
■入会動機の実現に向けた活動